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伝説の店員2001・2・15
 以前、わたしが前いた支店にWという男子社員(30代)がおりました。
 H店から人手が足りないので移動してきた人だったのですが、その当初から『あの人来るんなら、誰も来ないほうがマシだよ』と言われていた程の人物でした。
 しかし、第一印象的にはそう悪くもなく、わたしは『この人の一体どこに問題があるのだろう?』とか思っておりました。1週間ぐらいは。
 彼が雑誌を担当することになって1週間目、わたしも悟りました。『こいつ使えない』と。
 とにかく仕事が出来ない。10年以上もこの店で働いている筈だというのに、入りたてのバイトよりも仕事が出来ない。幾らなんでも、10年も働いててこんなに仕事できないほうが、却って難しいのではないのかというぐらいに仕事ができない。
 数々の伝説はあるのですが、一つ一つを論っていたら、この日記が『W日記』になってしまうほどの膨大な伝説なので、割愛させて頂きますが、中でも最大の伝説になったのが『ダンボ2箱ショタレ事件』
 
 雑誌には返品期限と言うものがありまして、それを過ぎると出版社に許可を貰わないと返品出来ないという、恐ろしい事態に陥ります。許可くれないところもありますし。 
 で、そのような不良在庫を『ショタレ本』と呼ぶのですが、とりあえず雑誌新刊が入ってきたときに、前の号を抜いて返品してしまうので、余程のことがない限り、ショタレがそうそう出ることはありません。(とはいいつつも何かしら抜き漏れは出てくるので、ショタレが絶えることはありませんが)
 ちなみにほとんどのコミックに返品期限はないので、出版社が倒産したとかいう場合以外、まずショタレが出ることはありません。
 その頃、ウチの支店は人手不足もありまして、返品作業は雑誌担当がやるものと決まっていたのですが、ヤツはどう見てもそんなに忙しそうにも見えないにも関わらず、返品をとにかくためまくってためまくって、当時狭かったバックヤードを、学校祭前の教室のようなジャングル状態にしておりました。
『ちゃんと返品しろよー』と、そんな狭い中で休憩を取らされる我々もストレスがたまる一方の日々だったのですが、ある日、我々は風除室でとんでもないものを発見してしまったのでした。

 返品期限をとうに過ぎた雑誌がぎっしりと詰まった、ダンボが2つ。(○販の箱でいうと17にぎっしりと)

『何これ?』
『全部ショタレじゃん!』
『あのバカ(一応目上ですが当然のように皆そう呼んでいました)何やってんのさ!』
 と大騒ぎになり、ヤツが自腹を切って返品許可を取る、更には返品が出来なかった場合にはヤツが買い取ると言うことで事態は解決致しました。

 返品許可とは、往復ハガキにショタレが出たとの旨を書いて、出版社に送り、返品していいですかとの返事を頂くわけです。そしてそのハガキを沿えて取次ぎに返品ができるというものなのですが、その往復ハガキ代は当然ヤツの自腹でした。
 しかし、ヤツの腹の立つところは、自分が面倒臭いからと放っぽいたダンボのことを忘れきってショタレを出したにも関わらず、全く反省の色などないどころか『何でボクが…』とブーたれていたところだったりするわけです。
 思えばヤツは、前の店で最強のおばちゃん店員に叱られたところ、泣いて帰ったという前科を持つ男なのでした(30代)。
 実際、ウチラが文句を言ったら『どうして僕ばかり苛めるの』というようなことを言われたこともありまして(30代)、我々は『ダメだコリャ』と溜息を洩らしたものでした。

 50枚もの往復ハガキに返品許可の請求を書いた男。
 断言してもよいですが、ヤツ以上に使えない書店員はおりますまい。いやしませんとも。


今だったらファックスでショタレの返事が貰えますねというわけで、ちょっと時代を感じるネタでした。
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