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仕込み自慢2000・10・10
 我々はお行儀、もしくは手癖の悪い小学生男子のことを指して、『ぼくちゃん』と呼んでおりました。
この場合のお行儀とは、騒ぐとか喚くとか走るとか小銭を出すのが遅いとかコロコロからポケモンカードパチってったとか本に折りぐせをつけるとか本の上にジュースこぼしたとか、そういう類のものでは御座いません。

 要するに、『ぼく、まだまだ早いぞ~』というお行儀の悪さ。
 つまりは目覚め始めた青い性の暴走と言うことなのですが、もうPCエ○ジェルとかeロ○インとかに興味持ちまくりでかぶりつき。
 お年頃だから仕方ないのでしょうが、しかし、この手のぼくちゃんが困ったところは、『仕込む』ところから始まることなのでありました。
 もちろん、あんな本は18禁ですから、小学生男子が立ち読みなんぞしてたら、ウチラが注意することは間違いありません。だから、彼らはまず、そのPCエ○ジェルやeロ○インを、別の大きな雑誌(ニュータイプとか)の間に挟むことから始めるのです。
これを我々は『仕込み』と呼んでおりました。
 そして間に挟んだものを、人気の少ない児童書辺りに持っていって、ゆっくりと御読みになられるのです。
 更に困ったところがぼくちゃん、それ元に戻していかないから、ぼくちゃんが去った後には間にエロゲー雑誌が挟まった雑誌が三つ、四つと…。
 それを片付けるわたくしどもの、愛しさとせつなさと心強さと憤りと苦々しさと何より脱力感と。 
『ぼくちゃん……』
 これは1度とっ捕まえて説教をせねばなるまい、とわたしは雑誌売り場の辺りに神経を張り巡らしまして。そして、ぼくちゃんがやってきて仕込みを始めたところで、ぽん、と肩を叩いて「あのね…」と声をかけました。
 そしたらぼくちゃん、すんごい勢いで大逃げ。慌ててわたしが腕をガッとつかむと「ぼ、ぼく何にもしてないっ」とものすごい泣きそうな顔をして、わたしの腕を振り払って逃げてゆきました。
 確かに、万引きというわけではないので、更に追いすがることもできず、というか気力もなく、わたしはただ呆然と立ち尽くしたのでありました…。
 その日以来、ぼくちゃんは店に現れなくなりました。
 ぼく、取り合えず『ラブひな』から始めとけ…。
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